最近、自宅の水栓金具の故障が続き、自分で部品を取り寄せ、修理しました。でも次に壊れた時は新しいものに変えようかなと、どんなデザインのものにしようか色々調べていたら、変な蛇口をいくつか見つけましたので、それらの商品をご紹介します。どれもある製造メーカーが開発した商品でした。
変な蛇口って、どんなユニークな蛇口があるの?
まずトップ画像にあるように、今にもはちきれんばかりの蛇口。なんだかディズニーとかのアニメで出てきそうな形ですね。
しかもよく見ると、血管が浮き出ているようなデザインが入っています・・。ちなみに商品名は「誰や メタボにしたん」です。関西弁ですね。。。
同じ系列の商品としては、ホース接続用のものもあって、商品名がちょっと違い「誰や ホースの先踏んでんのん」となります(これまた関西弁)。こっちのほうがはちきれそうな雰囲気ですね。。
また、ここまで大きく膨らんでいない商品もあり、こちらの商品名も誰や・・で始まるかと思ったら、「こぶとりさん」だとかで、期待を裏切られてしまいました。
もっと変わった蛇口では、やかんタイプのものがあり、やかんを傾けることで水が出てきます。その名も「魔法の水」。一昔前のラグビー部で使われていそうなやかんです。。。
また他にも、手裏剣タイプのものもあり、こちらは座金が「畳」タイプと「果し状」タイプの2種類が付属してきます。でも手裏剣のサイズが私の予想より大きくて、すこしびっくりしました。
これなんかいったい誰がつけようと思うのでしょうか。レバーが水が出るところで水が出るところがレバーになっている。(もう、何を言っているのか自分でわからなくなりますが、そういうことです)
これらの商品は、ある会社が「Da Reya」シリーズとして開発したもので、他にも蛇口が足で踏みつけられたような跡があるものや、予想しないところがレバーになっているもの、猫の形になっていて手をかざすと猫の手から水が出てくるもの、おもちゃのアヒルを傾けると水が出てくるものなど、生産しています。
変な蛇口を作っている会社は「カクダイ」という大阪の会社!
他にもまだいろいろあるのですが、こんな蛇口を作っているのはどんな会社かというと、「カクダイ」という会社。変な蛇口の関西弁の商品名もあって、お察しの通り、大阪は大阪市西区にある会社です。
実は変な蛇口のような商品は大赤字らしく、一定数販売したら、もう生産しないとか。
というのも収益が出るくらいたくさん売れてしまったら、その時点で「おもしろくない蛇口」になってしまうので、生産を中止し、新型を作ることにしているそうです。
この「Da Reya」シリーズの開発のコンセプトとしては、
「今まで、当たり前の形をしていて、単なる水の開け閉めの機能を持った器具である水栓金具に対して、子どもさんにまず、興味を持ってもらうということ。これが開発のメインテーマでした。子どもさんが驚いて、お家の方に駆け足で、笑顔で、大声で報告する。こんな情景を目指してデザインいたしました」
と2016年withnewsインタビューで担当者の方が答えています。
子どもさんが驚く、、という点が大事で、これらのシリーズを目撃した子どもたちが将来世界に通用するデザイナーやエンジニアになってほしいという願いがあったからとのこと。
変な蛇口だけじゃない「カクダイ」は、おしゃれな水栓金具も
そんな「カクダイ」、変な蛇口だけではありません。全部で1万点近い製品・部品を持っていて、中にはとてもおしゃれな水栓金具や日本の焼き物(陶器・磁器)を用いた洗水器など、いろいろ取り揃えています。
高級ホテルにありそうな立水栓やシャワーとか
九谷焼や信楽焼、磁器の洗水器
マットブラックな混合水栓やお風呂場のシャワー混合水栓、
他にもブロンズ色の水栓金具など、おしゃれなものがたくさんカタログに掲載されています。
またカタログには載せきれていない情報を掲載した裏カタログなるものもあり、そちらには、寸法・ネジサイズ、商品の違い、使用方法や使用例、各部品の適合表など専門的な情報を掲載しています。
「カクダイ」の変な蛇口はどこで買える?
「カクダイ」の変なおもしろ蛇口、どこで売っているかというと、Amazonや楽天で買うことが可能です。今のカタログに載っていない生産中止となったものも在庫として持っている業者もあるようですので、気になる水栓金具や蛇口があれば探してみてはいかがでしょう。
「カクダイ」という会社、これからどんな変な蛇口を作っていくのか、とても楽しみです。
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